応募期間: 2023/07/07 締切
【入居者募集中】「都会」か「田舎」かだけじゃない。それぞれにある豊かさを見つめる2拠点生活をはじめる

都会と田舎を行き来する中で、見えてくる自分にとっての心地よさ

僕は、東京から長野に移り住むまでの数年間、懇意にしているゲストハウスを拠点にして平日は東京、土日は長野に通う2拠点生活的な日々を送っていました。

色んな人との出会いや、最新の情報が行き交う東京は刺激的で自分の世界を広げてくれるワクワクがありました。

一方で、常に新しいものを取り込み続けていると、コップの水が溢れるように、いっぱいいっぱいになって、何も吸収できなくなる時もあります。

そんな時は、辰野町にかえって、ノイズのない環境に身を置くことで、頭の中を整理したり、自分の気持ちに向き合い、消化できたら、また東京にかえる。

都会と田舎、どちらが住み良いかという議論もありますが、2拠点生活の良いところは、どちらかで切り分けずに、それぞれの良さを体験できるということ。

僕自身の2拠点的な生活を振り返ってみても、都会と田舎、ふたつの全く異なる世界を行き来するという体験を通じて、自分自身を“ととのえる”、そんな時間になっていたのかもしれません。

東京からわずか3時間で日本の原風景が広がる

距離、コミュニティ、コスト。2拠点生活をする上で気をつけたいこと

そんな2拠点生活を送る上で、いくつか大切だと思うポイントがあります。

1つは、距離感。

距離が遠いと行き来することが億劫になったり、移動そのもので疲れてしまって、長続きしないという話は知人の実体験としてよく耳にする話です。

逆にあまり距離感がないのも、普段とちょっと違う、“異”日常感が感じられず、マンネリ化してしまうように思います。

いつもいる世界とは違うところに来たと感じられる、ちょうどいい距離感、そして空気感があると、いい感じに気分が切り替わって、2拠点生活の醍醐味を味わえるのかもしれません。


2つ目には、2拠点先のコミュニティとのつながりです。

2拠点というと、都会と田舎のそれぞれに物理的な拠点=家があれば良いように思いますが、実際にはその土地とのつながりが感じられるコミュニティとの接点があるかどうかが2拠点生活の満足度を大きく左右すると思います。

理想は2拠点先に、頼れる「コンシェルジュ」や「関係案内人」のような人がいて、地域のキーパーソンやイベントなど、検索しても出てこないような情報を教えてくれる人がいると、2拠点先での暮らしもより充実したものになるでしょう。


3つ目は、2拠点先を構える際のコストです。

ここで言うコストとは、お金の他に、拠点を維持管理するための手間という意味でのコストも含みます。
生活拠点を複数持つということは、その分お金や手間もかかります。

例えば自分で別荘や空き物件を借りて拠点にする場合は、賃料の負担はもちろん、その拠点の掃除や草刈りなどの作業を自分の手で行う必要があります。

2拠点生活を始めたものの、断念する人の中には、思い描いていたよりもあまり行き来ができず、少なくない金額を支払い続けることが難しくなってしまったり、想像以上に2拠点先の掃除や草刈りといった作業が忙しくなって負担を感じてしまったケースも。

無理なく、楽しく、2拠点生活を送るためにも、拠点を持つ際の諸々のコストを事前に試算したり、できれば本格的な2拠点生活を始める前に、近くのゲストハウスや宿などでお試しすると安心だと思います。

里山暮らしを“試住”できる、辰野町内の古民家農家民宿「おおたき」。夏の2階は開放感があって特におすすめ
コミュニティと繋がった2拠点生活だと田舎暮らしもさらに楽しく

月3万円で気軽に始められる、2拠点居住体験施設がオープン

辰野町では、都会と田舎、両方の豊かさを感じられる2拠点生活を応援するため、2拠点居住向けのコンパクト体験施設をオープンさせました。

「地方での暮らしに興味はあるものの、実際にどういった生活になるのか想像できない 」、「都会と地方を行 き来しながら生活する二地域居住を体験してみたい 」という方を対象に、町が体験用の住居を提供してくれます。

生活に必要な家具や備品は完備していて、大きな引越しや家具の搬入をしなくても気軽に2拠点生活を始めることができます。

金額もリーズナブルで、電気料金水道費、ケーブルテレビ利用料なども込みで月額3万円で利用することができます。

コンパクトな平屋なので、掃除などの維持管理の手間も少なく済みます。

2拠点生活、してみたいけど、自分たちで物件を借りたり、保有するのは抵抗がある方にとっても、町が管理している物件なので、安心して始めることができます。

詳細や問い合わせは【募集】に記載のURLからご覧ください。

赤羽荒神山の家

担当者

伊藤善彦
まちづくり政策課係長
  • 伊藤善彦
  • まちづくり政策課係長

虎走 哲治
辰野町まちづくり政策課
  • 虎走 哲治
  • 辰野町まちづくり政策課

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北埜 航太
あわい代表(ライター・編集者)/
ライターはじめ手歴7年/
元辰野町地域おこし協力隊
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  • 北埜 航太
  • あわい代表(ライター・編集者)/
    ライターはじめ手歴7年/
    元辰野町地域おこし協力隊

大学時代にインターンで辰野に出会う。PR会社、WEBメディア企業での企画・プロモーションを経て辰野町で都市部のZ世代を中心にした関係人口の創出に取り組む。過疎化が進みつつも文化や資源が豊かなローカルと都市部に住むクリエイティブな人材が繋がって新たな価値が育まれる循環をつくりたい。

概要

詳細・申込方法はこちら

辰野町お試し2拠点居住体験施設の詳細は申込情報はこちらのウェブサイトからご覧ください。

不明点もお気軽にご相談ください。

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